※松江塾とは何も関係ない記事です。
松江おぷちゃで少し話題になった、
九州出身者による醤油と味噌事情について。
私の場合。
私も九州出身で、今は九州外に住んでいる。
醤油と味噌は引っ越した先で口に合うのをかなり探した。
というのも、引越後、
近くのスーパーで調味料を揃え、
普通に煮物を作ったのに、
激マズでビックリしたことがある。
その地の物がマズいという訳ではなく、
その地の使い方を知らず九州感覚で作ったのが原因。
いつもと全く違う味になって、かなり衝撃を受けた。
何でこんなに美味しくないのかを考えていたら、
醤油が(九州と)違うから、という結論に辿り着いた。
醤油が違うだけでこんなにも味が変わるとは…
いやはや…
味噌も同様。
普通にお味噌汁作ったのに、全っ然美味しくない…
この日から醤油と味噌難民に。
スーパーで売っている調味料で何とかしたく、
いろんな商品をひたすら試し、口に合うものを探す日々。
実家から送ってもらおうかと思ったけど、
毎回送らせるのも悪いし、
なるべく近所で調達したい。
九州って、味の傾向としてはだいたい甘め。
ひたすら試す試す。
そして、味噌は見つけた。
甘めの味噌。
でもこれだけじゃ物足りず、
+九州で作られてる出汁パックでいい感じに。
(出汁パックはネットで購入)
馴染みの味に近付いた。
醤油はどうかと言うと、今だに合うものが無い。
なので、醤油以外の調味料の配分を調整して
九州味に近づくように作り方を変えた。
おかげで砂糖使いまくり。
だって、甘めが美味しいと感じちゃうんだもん。
これで日々の食事はそれなりになった。
でも。
でもね。
どうしても妥協できない調味料が1つある。
九州の方ならきっと同意してくれるはず。
それは、
それはね、
さしみ醤油!
九州のあまーいさしみ醤油。
これだけは代用がない。
さしみ醤油と書いてある商品をひたすら試したが、
いわゆるこの土地のさしみ醤油で、
九州のさしみ醤油ではない。
何度ガッカリしたことか。
なかなか手に入らないのよね。
(ネットで買えるのかもしれないが…)
しかもね、欲しいのは、
空港とかアンテナショップとかで売ってるお土産用のヤツじない。
スーパーで売ってるような安いヤツ。
あれがいい。
むしろ、あれじゃないとダメなのよ。
さすがにこの辺じゃ手に入らないので、
帰省した時にわざわざスーパーに行って、何本も買って帰る。
家でお刺身を食べる時は、必ずこのさしみ醤油を使う。
もちろんお寿司もこの醤油を使う。
白身にも赤身にも使うが、巻に使うのが最高に美味い。
こっちで産まれた子供達も、味覚は完全に九州寄り。
「この醤油が美味いんだよ。」
とか言いながら刺身を食べてる。
東西南北、旅行に行って、
その土地土地の美味しいモノを食べ、
もちろん美味しく頂くが、
普段食べる馴染みの味は、
やはり慣れ親しんだ九州の味なのでした。